ゴルフが上手くなる練習とは

ゴルフが上手くなるための練習とはなにか。

そもそも練習とは何か?と意味を調べてみると、「くり返して習うこと」とある。


「習う」という意味には、「単に教わる。教えを受ける」という意味があるが、「習う」という言葉には、「くり返しやってみて覚え、みにつけようとする。」これが本来の意味になる。


みにつけるためには、何が必要だろうか。


まずはゴルフ練習場でやってみてほしい。30ヤードのアプローチを10球打って10球とも半径2m以内に寄せられるだろうか。もし10球中5球の成功であれば、30ヤードを2mに寄せらる確率は50%となる。ただし、それは練習場での成功確率でしかない。これがゴルフ場にいけば、ライ(打つ場所)がフラットではなくなり、風の影響を受けたり、アップダウンがあったりと状況が常に変わる。すると、成功率50%というのはさらに下がることになる。


練習場では、打席も変わらず、狙う場所も変わらず、ほとんど平らなライの状態で、同じ場所に同じ距離を打つだけだ。もし、状況が変わるとしたせいぜい風くらいではないだろうか。もしその状況で、バラつきが出るということは、「ほとんど自分のせい」である。


フェースに球が当たるレベルになっていれば、どんな打ち方でもいい。とにかく、10球中10球30ヤードに球を集めてほしい。もし、これが上手くいかなかったら「なぜ打てないのか」を自分に問いかけてみることが必要だ。「どうやったら、同じようにボールをヒットして同じ方向に同じ距離を打つことできるのか」を。方法は様々だ。例えば、クラブを変えてみることも方法の一つ、クラブを短く握ることも一つ、振り幅を小さくすることも一つの方法だ。もっと技術的なところを言えば、コッキングを抑える、フェースのローテンションを少なくすることなどだろう。


あまりにも情報が増えすぎた

ゴルフの練習の仕方、レッスンの情報があまりにも増えすぎた。スライスを直したいと思えば、インターネットを通じて検索でき、YouTubeやブログなどで解決方法が出てくる。その他にも雑誌で毎週のようにいろいろな情報を受け取ることができる。情報を受け取ることは、悪くないし、その情報をもとに試してみることもありだと思う。しかし、ゴルフというスポーツにおいて、できないことはいつまでもやり続ける必要はない。なぜなら、情報を発信している人と、自分の身体は別物で背丈も違うし、身体の可動域も違う、それに使用しているゴルフクラブも違う。そもそも感覚も違うのだ。だからこそ、試して上手くいかないものは続ける必要はない。


ゴルフはボールコントロールがすべて

結局のところ、ゴルフは「ボールコントロールがすべて」だ。スイングの形にとらわれすぎず、思った場所に思った距離でボールを運ぶことが重要だ。これができればどんな打ち方でもいい。ぼく自身、きれいなスイングを目指し、いろいろ試行錯誤してきた過去があるが、そこでぶつかる大きな問題は、「感覚が消える」ことだ。きれいなスイングを目指すほど、「感覚」が消えていく。「感覚」というのはとても重要だ。スイングはきれいになりましたが、「感覚が消えました」では、ゴルフはうまくいかない。よく考えてみてほしい。強いゴルフファーには、「癖」があることを。例えば、松山英樹プロはトップで”間”を多く作る選手であり、渋野日向子プロは、アドレス時にハンドダウン(手元の低さ)が強い。横峯さくらプロも、オーバースイングだ。このように、強い選手ほど、「癖」がある。その癖は、決して変えてはいけないところだ。その癖がなくなれば、感覚が消え、ボールコントロールは困難になってしまうだろう。誰が言ったか忘れてしまったが、「癖ほど再現性の高いものはない」という。本当にその通りだと思う。


癖を活かし、癖をみにつける

ゴルフが上手くなるためには、癖を活かし、癖をみにつけることだ。自分のオリジナルをとにかく積み上げることだ。「こんな感じでやるとうまくいく」というものをひたすら積み上げる。そのことで、再現性が高くなり、コースでも使える技術になる。まずは、最初に提案した30ヤードのアプローチから自分のスタイルを探してみることだ。30ヤードの成功確率が上がったとき、きっと、あなたのゴルフレベルは大きく変わっているに違いない。



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